2024/07/10 10:17
というか、ぼんちゃんにうちまで来てもらった。
ちょっと待たせるかもしれないから、本好きなぼんちゃんだし、と本屋さんで待ち合わせにした。
でもぼんちゃんは向かいのドラッグストアにいてた。
「ずっと本屋さんにいてても申し訳なくて」とドラッグストアで待ってくれていたらしい。
私はぼんちゃんと成人式の日にトレインスポッティングという映画を観に行ったことを覚えている。
ぼんちゃんの町の成人式は私のそれとは別の日だったのだけど、私は、正装して自分の住む町を闊歩している同級生をなんとなくうらやましいような目で見ながら、いや、私は、トレインスポッティングを成人式に見に行く猛者なんだ、と自分に言い聞かせてぼんちゃんと京都の街に繰り出した日のことを、武勇伝のように子らに話聞かせるけど、「お、おおん」くらいの反応しかない。そらそうやわな。
私もぼんちゃんも、生活スタイルが全く違う環境にあるけれど、似たようなことで考えたり立ち止まったりしていた。
そんなお互いの背中をポンポンとたたきあって別れて、なかなかしょっちゅう会えるわけじゃないけど、「私にも仲間がいるんだなぁ」と思うとすごく心強かった。
ぼんちゃんが、お土産にアリクイの置物をくれた。
ぼんちゃんが覚えているかはわからないけど、昔誕生日にはタコの飾り物をくれた。
私はぼんちゃんにお米がいっぱいあったからあげたんやけど、次はなんかイカシタものを渡したいなぁ。